自由ヲ贖(あがな)ウニ足ル十分ナ金ハナイ(『ドン・キホーテセルバンテス:牛島信明訳)
 観察された事実を理解できるようになるのは、少なくとも、その事実を理解するための理論の萌芽(ほうが)が現われてからである。ブラウン運動の場合、その考え方は新しいものではなく、きわめて古くからありながら、科学がようやくにして理解するための手立てを得たものだった。(『そして世界に不確定性がもたらされた ハイゼンベルクの物理学革命デイヴィッド・リンドリー阪本芳久訳)

ハイゼンベルク
 宇宙ビットからできている。すべての分子、原子、素粒子が、ビットという情報を記録している。そして、これら宇宙の構成要素間のすべての相互作用が、ビットを変化させることでその情報を処理している。要するに宇宙は計算をしているのだが、宇宙は量子力学の法則に支配されているので、宇宙は本質的に量子力学的なやり方で計算していて、そのビットは量子ビットである。結果的に、宇宙の歴史は、今も続けられている巨大な量子計算ということになる。宇宙は量子コンピュータなのだ。(『宇宙をプログラムする宇宙 いかにして「計算する宇宙」は複雑な世界を創ったか?セス・ロイド水谷淳訳)
 すべての行為を私のうちに放擲(ほうてき)し、自己(アートマン)に関することを考慮して、願望なく、「私のもの」という思いなく、苦熱を離れて戦え。(三〇)
(『バガヴァッド・ギーター上村勝彦訳)

バガヴァッド・ギーターヒンドゥー教
 苦しみのなかから理解が生まれ、理解から生を癒す力が生じる。そしておそらくは、暴力によってむしばまれているこの国を癒す力も。(『戦争における「人殺し」の心理学デーヴ・グロスマン:安原和見訳)

戦争
〈日本は負けて占領軍が入ってくるが、占領政策がどのようになるかわからぬ。それ故、陛下とそのご一統の運命がどうなるかも分(ママ)からぬ。しかしわれわれとしては、天皇家のお血筋を守り通さねばならない。そのため、その一人である北白川の若宮殿下を隠匿して、万が一のために皇統を護持する。それが、本作戦の主旨である〉(『日本スパイ養成所 陸軍中野学校のすべて』斎藤充功、他)

中野学校
 鬱(うつ)でさえ悪いことばかりではない。最近の研究によれば、気分が落ち込むと思考力や注意力が増して、問題解決能力が向上する可能性がある。(『サイコパス 秘められた能力』ケヴィン・ダットン:小林由香利訳)

サイコパス
 日本では台湾の先住民を、高砂(たかさご)族と呼んでいる。昭和天皇が1923(大正12)年に、皇太子として台湾を訪問された時に、高山蕃のアミ族の男女の踊りを、ご覧になった。それまで先住民族は「蕃人」と呼ばれていたのを、日本の統治のもとで引き継いで、そのように呼んでいた。裕仁(ひろひと)親王が「それでは、あまりに気の毒だ」といわれて、「高砂族」と名づけられた。(『日本と台湾 ――なぜ、両国は運命共同体なのか加瀬英明
 彼ら(※日本の農民)は娯楽として難しい問題を出し合い解き合っていたという。
 日本の神社では「算額」といって難しい問題を解いた証として、解き方を解説した額を奉納したそうだ。今でも日本の神社にたくさん残っているという。
(『小学館版学習まんが 八田與一』許光輝:監修、平良隆久:まんが、みやぞえ郁雄:シナリオ)

八田與一台湾