一般に返事は「ハイ」と答えよ、と教育されてきました。しかし【「ハイ」という返事には「理解した」という意味の他に、相手に対する「服従」や、上下関係における「下の立場」を形成させる動きがある】のです。
 だから、話をリードしなければならない立場にいる営業マンが、話の合間に「ハイ」を連発していると、いつの間にか相手に従う立場になってしまい、これでは契約をとるどころではありません。
 つまり、クロージングを極めて難しくしてしまうのです。
 では、営業マンは、どのような相づちをすればいいのでしょうか?
 それは……

「ええ」という表現にするのです!

(『人にはちょっと教えたくない「儲け」のネタ帳岩波貴士
 数学者は他の科学者と異なり、研究器具を必要としない。(『放浪の天才数学者エルデシュポール・ホフマン:平石律子訳)

ポール・エルデシュ
 つまり、創発現象は「見えざる手」のようなものの助けがなくとも生じることができる。それどころか、複雑系の構成要素は、創発現象がひとりでに――まるで魔法でも使ったかのように――生じるような形に自らを自己組織化することができるのである。(『複雑で単純な世界 不確実なできごとを複雑系で予測するニール・ジョンソン阪本芳久訳)
 世界は人間なしに始まったし、人間なしに終わるだろう。(『悲しき熱帯』レヴィ=ストロース:川田順造訳)
「出草」とはいわゆる首狩りのことである。これが宗教的観念にもとづく行為であり、敵の勢力削減を目的とする戦闘とは性格が異なった。「出草」の対象は敵に限られず、異種族でさえあれば、たとえ通行人でもかまわなかった。かつての高砂族の道徳や宗教において、「出草」がどれほど重視されていたかを示す例は多い。(『霧社事件 台湾高砂族の蜂起』中川浩一、和歌森民男編著)

台湾
「黙っていることは共犯である」(サルトル)『虚妄からの脱出 経済大国の没落と日本文化藤原肇
 水車が廻っている。なぜ廻るのだろう。
 もちろん、水の流れが水車を廻している。
 水は誰が流しているのか。いうまでもなく、高い所に降った雨が、重力にしたがって流れ下っている。
 なぜ雨が降るのか。
 太陽の熱で蒸発した水が空へ上がって雲になり、冷えてまた水となって地上へ落ちるのだ。水車を廻した水も、いずれ再び太陽エネルギーによって蒸発し、上空に昇って地上へ戻ってくる。
 水車は、太陽が廻しているのだ。
(『大江戸リサイクル事情』石川英輔)
 一般に幕府と広く呼ぶようになったのは、なんと江戸時代も末期になってからのことでした。しかし、歴史学ではこの言葉を借りて、鎌倉時代以降の武家政権の統治機構を統一して「幕府」と呼んでいるのです。(『歴史をつかむ技法山本博文
小室●リパブリックというと、日本人はすぐに共和国と訳したがるけれど、これがそもそも大間違いです。共和ということばは絶対君主としての王様の存在形式ではなく、リパブリックは王様がいるいないに関係がないのです。(『脱ニッポン型思考のすすめ小室直樹藤原肇
 宇宙の背後にあるこの精神的な存在を私が信ずるということは、一つの信仰です。この精神的な存在があるということの証明は、私にはできません。それが万能だとは思いませんし、それが宇宙をつくったのだということ、あるいは、この宇宙を動かし続けているのは、この精神的な存在だということもわかりません。私は、ただ人間性の精神的な側面で私が直接経験したことから、その存在を感じとるのです。(『未来を生きる トインビーとの対話アーノルド・J・トインビー若泉敬
「なるほど。よくある話だ。それを残虐行為と呼ぶ者もいれば、民間人への付随的被害と呼ぶ者もいる」(『カルニヴィア 1 禁忌』ジョナサン・ホルト:奥村章子訳)