見なければならないものは、スローガンでも理念でも、ましてや正義でもない。その背後にあって利益を得るのは誰か、である。為政者およびその体制を支えている階層や集団の利益を守るための偽装、擬制でしかないことを、20世紀、あるいは太古からの人間の歴史が教えている。(『「正義」を叫ぶ者こそ疑え宮崎学