それに、石油こそが、20世紀を創り、そのすべてを動かしているのだ。
 マクロ的あるいは、アバウト思考からいって、1929年の大恐慌は、人類が石油を大量に使い始めたアレルギー・ショックだったと考えている。そして今や、世界経済は、石油の使い過ぎによる中毒現象に見舞われようとしているのだ。
(『「1929年大恐慌」の謎 経済学の大家たちは、なぜ解明できなかったのか関岡正弘
 だが突然、私は読書のことを考えた。読書がもたらしてくれるあの微妙・繊細な幸福のことを。それで充分だった、歳月を経ても鈍ることのない喜び、あの洗練された、罰せざる悪徳、エゴイストで清澄な、しかも永続するあの陶酔があれば、それで充分だった。(『罰せられざる悪徳・読書』ヴァレリー・ラルボー、岩崎力訳)
白川●日本に文字が出来なかったのは、絶対王朝が出来なかったからです。「神聖王」を核とする絶対王朝が出来なければ、文字は生まれて来ない。

梅原●私もそう思います。それは大事なことです。しかも私の仮説だけど、その神聖王朝というのは異民族を含まないと出来ないような気がしますね。異民族を支配するには絶対、文字が要る。

(『呪の思想 神と人との間白川静梅原猛
筆坂●これまで防衛庁がらみの汚職は全部役人どまりなんですよ。政治家までいかない。特に軍用機は聖域にされてきた。FX(次期戦闘機)戦争と呼ばれた戦闘機の導入をめぐる商戦、ダグラス・グラマン疑獄、ロッキード事件等々、全部そうですよ。岸信介をはじめ色んな政治家の名前があがったが政治家まで操作の手が及んだことがない。ロッキード事件だって田中角栄が逮捕・起訴されたのは全日空が導入した民間機トライスター導入をめぐってのものでした。しかし、機数も金額もはるかに多かったのは自衛隊が導入した対潜哨戒機PC3でした。職務権限もこちらの方がはるかに明確だったが、不問に付された。要するにアメリカの安全保障戦略に関わるからです。(『自民党はなぜ潰れないのか 激動する政治の読み方』村上正邦、平野貞夫、筆坂秀世
【この「生きた経済」にとって一番大事なのは、富(=インフラ)です】。水をはじめとする資源やインフラ設備が整えば、そこで人が安心して生活することができます。そうすれば、そこに生産活動が生まれ、生産物が新たなお金を生み、そのお金が還流して社会に新たな富が蓄積されます。
 つまり、資源とインフラ設備は富を生み出す装置であり、実は収穫物よりも重要だといっていいでしょう。
(『見抜く経済学 これからの社会を生き延びるためのものの見方・考え方渡邉哲也
 為替市場の取引規模は1日4兆ドルと、流動性がどの市場よりも圧倒的に大きいため、インサイダー情報などの影響は殆ど受けないフェアな市場です。為替市場にかぎらずあらゆる市場は人の心理が大きく影響します。買われる通貨と売られる通貨、そして取引されない通貨が選別されながら通貨の価値が決められます。最終的に【相場は需給で決まる】といってもよいでしょう。(『岡安盛男の稼ぐFX  実戦の極意』岡安盛男)
 グローバルという言葉にはいかがわしさがついてまわる。グローバル(地球)市民などという言葉が一人歩きしているが、グローバルと市民とは逆方向を向いており、何のことやらさっぱりわからない。
 民族であったり、国を背負っているから初めてグローバルになる。ナショナリティがあって、つまり世界のどこかに私の居場所があって初めて、他の居場所を持つ人たちと交渉をしたり、話し合いをしたり、物事を進められるわけである。
(『儲(もうけ) 国益にかなえば経済はもっとすごくなる!渡邉哲也
 私たちが今あふれるほどに使い、食用にしている油脂は、何とその(家畜の飼料の)副産物なのです。
 余った油を捨てるわけにはいきません。代替エネルギーとしての利用には限界があるため、どうにかして人に食べさせようとします。これが現状です。
(『本当は危ない植物油  その毒性と環境ホルモン作用』奥山治美)
 その(『ブリタニカ国際大百科事典』の)人選の折りに、しだいに気づいていったが、いわゆる“左翼”と評されている研究者はリストに挙げないのが編集者たちの暗黙の諒解であった。私が担当している専門分野にもどちらかといえば“左翼”に擬せられる研究者がいないわけでもなかったが、しかしそうした人物は決してこの分野で最高レベルに到達しているとはいい難かった。(『風来記 わが昭和史 1  青春の巻保阪正康
 実は、アザラシの生肉がもつ二つのポイント、つまり【「オメガ3」と「食物酵素」の摂取を、同時に、しかも簡単に実現できる】食品があります。それは、アザラシの肉とは似ても似つかぬ【「フラックスオイル」】という植物油です。しかも、炒め物や揚げ物といった加熱調理に用いるのではなく、生の状態でそのまま摂るのです。「植物油ならどこの家にもある」「油を生のまま口にするなんて」という声が聞こえてきそうですが、【フラックスオイルは一般的な植物油とは栄養的な価値が全く異なる、いわば「スーパーフード」であり、その健康効果は絶大です】。(『病気がイヤなら「油」を変えなさい! 危ない“トランス脂肪”だらけの食の改善法』山田豊文)
 そもそもサムスンはアップルからの受託生産をしていた会社です。その時点では、両者は良好な関係にありました。しかしサムスンはiPhoneの部品を集めて、iPhoneの生産を通して身に付けたノウハウで、iPhoneの上っ面を被せたような製品を作って、それを自社ブランド品として安価で世界中にばら撒きを始めました。これはアップルにしてみればとても許せるものではありません。
 エレクトロニクスの製品に関して何に一番コストがかかるかといえば研究開発費ですが、それをサムスンはほとんど払っていないのです。
(『日本経済の復活術 アップルVSサムスンから読み解く日本企業の戦略渡邉哲也
「逆らうやつが出世する」、それが未来工業の決まりなのだ。(『日本でいちばん社員のやる気がある会社山田昭男
 その義眼をなしているものが「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」であり、その源流となったのがアメリカの神道学者D・C・ホルトムとイギリスの社会人類学者ジェフリー・ゴーラーの論文ならびにルース・ベネティクトの『菊と刀』なのです。これらは日本人の国民性あるいは神道と軍国主義を混同し、日本の家制度を階層的な男女差別の根源とみなし、『武士道』は軍国主義を正当化するために書かれたものだと誤解しています。(『日本が二度と立ち上がれないようにアメリカが占領期に行ったこと』高橋史朗)