正しくないことを正しいと言うことによって、自分の立場を有利に持っていこうという人たちはいくらでもいる。そして、正しいか正しくないかに関係なく、声が大きければ大きいほどポジショントークの力は強くなっていく。その代表例が新聞をはじめとするメディアの言説ということになる。(『渡邉哲也のポジショントーク 未来予測法 「経済の先行き」「世の中の動向」がなぜこれほど明確にわかるのか渡邉哲也
平和」というのは、「絶対的指導者の存在」と「力の均衡」により成立する。このバランスが崩れるとカオス(混乱)が発生し、次の指導者をめぐる権力闘争が引き起こされる。悲しいことではあるが、これが動物としての人間の性(さが)なのだろう(『「瑞穂の国」の資本主義渡邉哲也
 未来工業の休日数は「日本一」だ。年間の休日は140日。有給休暇と合わせると、1年の半分を休むことが可能になる。まとまって休めるように、年末年始は約20連休。祝祭日と土日が飛び石連休になるときは4連休にしている。
 連休の合間に出てきたところでどうせやる気になんてならない。しかも、働かないのに会社の電気は点ける、お茶は飲むではお金がかかるだけだ。
 だから、そういうときは休んだほうがいい。
(『日本一社員がしあわせな会社のヘンな“きまり" 2山田昭男
 経営内容でも差別化した。
 例えば、未来工業では「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」は禁止している。あんなものは会社にとってちっともいいとは思えないからだ。
 社員が多い大企業ならともかく、うちぐらいの中小企業には必要ない。
 現場のことは現場の人間が一番知っているんだから、よくわかっていない上司に相談するだけ時間の無駄だよ。
(『日本一社員がしあわせな会社のヘンな“きまり”山田昭男
 立ちのぼる煙の記憶のもとで、少年はひとりつぶやくのだった。
「お父さん、お母さん、みんな、心配しないでください」
 煙になった家族に、そして生き残った自分に、少年は語りかけている。
「ぼくは幸福になったりしませんから。けっしてしあわせになることはありませんから」
 ホロコーストを生きのびた少年は、自分だけは幸福になる、とはいわなかった。しあわせにならないといったのである。そうすることで、失われたものの記憶を自らの生につなぎとめたのだった。
(『治りませんように べてるの家のいま斉藤道雄
 なにか仕事はないものか、倒れたり入院したりする仲間でもできることはないだろうか。メンバーは向谷地(むかいやち)さんとともに、道内の各所にある精神障害者の作業所も見学にいった。そこでさまざまなことを学んだが、帰るとまた延々と話しあいをくり返すばかりだった。そうした話のどこで、いつ、だれがいい出したのだろうか。ひとつのアイデアがミーティングに集う人びとのこころのなかに輝きはじめていた。
「どうだ、商売しないか」
 内職ではなく、自分たちで昆布を仕入れ、売ってみよう。
「そうだ、金もうけするべ!」
 このひとことが、みんなの心を捉えていった。精神障害者であろうがなかろうが、金もうけと聞いて浮き立たないものはいない。人にいわれてするのではなく、内職なんかではなく、自分たちで働いて売って金もうけに挑戦してみよう。
(『悩む力 べてるの家の人びと斉藤道雄
「胃ガンと塩分」といえば、私が思い出すのは、十数年前、韓国のソウル大学の有名な外科医であるジム・ポク・キム(金仁福)教授とお目にかかったときのことです。
 教授は私に、
「済陽(わたよう)君、ソウルでは胃ガンが激減したよ。なぜかわかるかい」
 ときかれました。
「わかりません。なぜですか」
 ときくと、答えはこうでした。
「冷蔵庫が普及したから、おかげで、食品が保存できるようになって塩蔵品の摂取がへったからだよ」
(『今あるガンが消えていく食事済陽高穂

 たとえば、お腹がすいているときにご飯、パン、ラーメンなどの炭水化物を摂ると、消化されて血糖になるのに1時間以上かかります。ということは、食べてもすぐに満腹になるのではなく、1時間は空腹のままなので、1時間食べつづけることができるのです。満腹感のないままにそのまま食べつづけると、どうしても食べ過ぎて太ることになります。(『空腹力 やせる、若返る、健康になる!石原結實
 突然、トビ口を持った男が、トビ口を高く振りあげるや否や、力まかせに、つかまった二人のうち、一歩おくれていた男の頭めがけて振りおろしかけた。わたくしは、あっと呼吸をのんだ。ゴツンとにぶい音がして、なぐられた男は、よろよろと倒れかかった。ミネ打ちどころか、まともに刃先を振りおろしたのである。ズブリと刃先が突きささったようで、わたくしはその音を聞くと思わず声をあげて、目をつぶってしまった。(中島健蔵)『九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響』加藤直樹
 思うに、喪失の語りには二通りあるのかもしれない。ひとつは、未だ絶望の淵にあるときの血を吐くような救いを求めた語りであり、もうひとつは、絶望を時間の経過とともになんとか乗り越えてからの語りである。(『驚きの介護民俗学』六車由実)

介護
 魚の脂肪の変化は、あなたの食卓でも簡単な実験で確められる。刺し身を醤油につけてみるだけでいい。養殖魚の場合は醤油の表面に気持ち悪いほど脂が浮き出すが、天然魚の場合はそんなことはない。脂肪がそれだけ変わっているわけだ。現代はまさに養殖魚全盛で、アジのような大衆魚までほとんどが養殖である。(訳者注)『危険な油が病気を起こしてる』ジョン・フィネガン:今村光一訳・解説
 国債をファイナンスする原資である世帯の純金融資産は、1207兆円(うち預金は848兆円:13年3月:日銀資金循環表)です。ファイナンスとは、買って資金を提供することです。5000万の世帯の総金融資産は1571兆円です。住宅ローンなどの負債が364兆円あるので、純金融資産は1207兆円となります(日銀資金循環表:13年3月)。このうち証券(主なものは株式)が228兆円あります。ですから金融機関の仲介で、国債の購入原資になりえるのは979兆円です。(『データで読み解く マネーと経済 これからの5年吉田繁治
 要するにノブレス・オブリージ(ママ)というのは王様や貴族たちが統治論を考えたとき、統治している民をみんな豊かにしなくてはならない。そこで、お金を配ることによって自分たちが打ち倒されなくするための方便なのだ。(『これからすごいことになる日本経済渡邉哲也
 アメリカの製薬業界は、国内だけでなく、世界中の医療品認可を支配している。もし、専売特許にならない(つまり利権の生じない)、治療成分や治療方法が現れれば、無視、妨害、禁止する。医療業界専門の広告代理店も、相手にしてくれない。(『決定版 ゲルソンがん食事療法』シャルロッテ・ゲルソン:阿部孝次、氏家京子訳)

ゲルソン療法
 星野式ゲルソン療法の基本ポイントは次の5項目です。

 1.無塩食
 2.油脂類と動物性たんぱく質の制限
 3.大量かつ多種類の野菜ジュースの摂取
 4.アルコール、カフェイン、タバコ、精製された砂糖、人工的食品添加物(着色料、保存料)などの禁止
 5.イモ類、未精白の穀物(玄米、胚芽米、全粒粉)などの炭水化物、豆類、新鮮な野菜や果物(国産)、堅果類(クルミ、ナッツ、アーモンドなど)、海藻類を中心とした食事

(『「ガンが食事で治る」という事実 済陽式ガンの食事療法vs星野式ゲルソン療法済陽高穂、星野仁彦)

ゲルソン療法
 自由というのは考えではありません。
 自由について書かれた哲学は自由ではありません。
 人は自由であるか自由でないかのどちらかです。
(『あなたは世界だJ・クリシュナムルティ竹渕智子訳)
 牢獄から出る。最初に必要なのは、たった一つ。自分が囚人であることの自覚。次に必要なのは、何がこの牢獄を作っているかの洞察。最後に必要なのは、牢獄を作っているものを手放していく勇気と努力。(山下良道)『アップデートする仏教』藤田一照、山下良道
 そもそもシンガポールという国は、客家(ハッカ)とユダヤ人が作った人口国家、計画国家だ。上海租界がなくなったときに疎開地として作られたのである。(『これから日本と世界経済に起こる7つの大激変渡邉哲也
「日本的会議」の弱点はアイディアを出さない人でも偉そうにしていられるところにあります。
 本来、会議において偉いということは、課題状況を乗り切る具体的アイディアを出せることを意味します。質の高いアイディアを次々に出せる人がその会議では序列が高くあるべきなのです。
(『会議革命齋藤孝
 本来のお釈迦さまの教えには、曖昧(あいまい)なことも、難しいこともなく、常に合理的で、科学的で、論理的。とてもシンプルです。誰にでも理解できる事実を元にして、誰にでも実践できる幸せへの道を、お釈迦さまは私たちに教えてくれています。
 教えのとおりにしなければ不幸になる、などと脅かすようなこともありません。幸せへの道を教え、やり方を示してくれますが、それを押しつけたりはしないのです。
(『老いと死についてアルボムッレ・スマナサーラ
「人生は短い」とジェイスンは言った。「それに順調なときはさらに短いんだ」(『流れよわが涙、と警官は言った』フィリップ・K・ディック:友枝康子訳)
「偏愛マップ」とは、その名の通り「偏(かたよ)って愛するもの」を一枚の紙に書きこんだマップです。「ちょっと好きなものマップ」とは違います。偏愛でなければなりません。人との嬉(うれ)しい出会い、通じあう楽しみ、いい人間関係というのは、【互いの偏愛やクセの結びつき】によって起きるからです。偏愛と偏愛の融合、こうした「偏愛劇場」が人間関係の醍醐味(だいごみ)ともいえます。(『偏愛マップ キラいな人がいなくなる コミュニケーション・メソッド齋藤孝