ニュートンの生まれた1642年は、力学の基礎作りに貢献したガリレオ・ガリレイの死んだ年である。またこの5年前に『方法序説』を著し座標幾何学を創始したデカルトは、オランダに移住し、ファルツ侯王女エリザベートの庇護の下で、『哲学原理』を執筆中だった。(『心は孤独な数学者藤原正彦
 ニュートンによれば、万有引力に支配されている宇宙は無限である。もし有限なら中心が存在し、すべての物体は重力によってそちらに引き寄せられ、巨大なかたまりを形成するだろう。だがそれは観測結果と合わない。ニュートンの宇宙は時計じかけの機械に似ていた。決定論的なのだ。すべては厳密な数学的法則に支配されている。人間界の出来事は神の介入を必要としない。神は宇宙の「ぜんまい」を巻いたあとは、遠くからその成り行きを見守っていさえすればよいのだ。(『宇宙の起源』チン・ズアン・トゥアン:南条郁子訳)
 この優れモノの心筋細胞は、しかしほかの筋肉とちがって、生後すぐに増殖能力を失ってしまいます。つまり我々は、赤ん坊のときの心筋細胞を、そのまま使っているのです。成長するに従って心臓が大きくなるのは、一つずつの心筋細胞が肥大することによっています。(『モーツァルトとレクター博士の医学講座』久坂部羊)
 宇宙ひもは、前に紹介したひも理論の“ひも”と混同してはなりません。まったく無関係と言うわけではありませんが別物です。宇宙ひもは長さをもつ物体ですが、その断面はごく小さいものです。宇宙ひもの存在は、素粒子のいくつかの理論で予言されています。宇宙ひもの周りの時空は平坦です。しかしそれは、ひもの場所に端があるクサビ型の時空が切り取られたような時空で、時空そのものが平坦なのです。つまり円錐のようなものです。紙で大きな円を造り、ピザからスライスを切り出すように、その円からくさび状の部分を切り出すのです。切り取った紙片は捨て、残ったほうの紙の端を糊でくっつけると、円錐ができあがります。これは宇宙ひもが存在する時空を表わしています。(『ホーキング、未来を語るスティーヴン・ホーキング佐藤勝彦訳)
 密教の特色は「曼荼羅」による世界象徴と「真言」による世界獲得である。(『つぎはぎ仏教入門呉智英

仏教
 つまり借金の利子付き通貨は、商品と交換ができるという特徴を持つとともに、利子分の返済というノルマを与えるために、社会全体を売り上げ利益の拡大にいざなう「経済成長強制システム」なのだ。
 これがどの資本主義国も経済成長を続けている理由である。
(『サヨナラ!操作された「お金と民主主義」 なるほど!「マネーの構造」がよーく分かった天野統康

マネー
 そもそも民主主義について考えた場合、国民一人ひとりが常に政治に関心をもっている体制は、いい体制ではないのです。それでは生産活動が疎かになってしまうからです。(『人間の叡智佐藤優