そもそもその大老人が――ある老人病院のお医者さまの観察によると――「長命の人々は、みんな春風たいとう、無欲てんたんのお人柄かと思ったら決してそうじゃなく、みなさんひとの頭でも踏みつけて人生を越えてこられたような個性の持ち主に見えますがね」だそうだ。(『あと千回の晩飯山田風太郎
 運命を変えるには単に信念を持って行動を続けるとか、真面目にコツコツ努力すればいいというものではありません。変化を感じ取り、流れをつかめばおのずと運命は変わっていきます。すべてのものは絶え間なく変化しているのであり、それにリズムを合わせることが出来れば自然に運命は変わっていきます。運命を変えたいのになかなか変わらないなと思っている人は、周りで起こっている変化を感じようとしないので換わらないのです。変化をつかみ、その上でさらに自分が望む流れをつくっていこうと思えば運命は確実に変わります。(『運に選ばれる人  選ばれない人桜井章一
 これはけっして、犬やヒヒがあまりにも愚かもしくは間抜けだから、あるいは鏡の像に関心がないから、鏡の像を自分と結び付けることができないということではなく、彼らが自己という概念を把握することがまったくできないらしいということなのだ。ここで強く示唆されているのは、これらの動物が自分の心の状態を反映する手段をもたず、「私はこれが欲しい、私はこう感じる」といったことをけっして考えず、ましてや「もし私があなただったら、こう感じるでしょう」と想像することなど、けっしてできないということなのだ。(『内なる目 意識の進化論ニコラス・ハンフリー:垂水雄二訳)

鏡像認知認知科学
 しかも、証券化することで、債権(負債)を自社の財務諸表から切り離せるばかりか(「オフバランス」という)、販売することで新しく資金調達をすることが可能になる。(『無法バブルマネー 終わりの始まり 「金融大転換」時代を生き抜く実践経済学松藤民輔
 ネットワークのノードはどれも平等であり、リンクを獲得する可能性はどのノードも同じである。しかしこれまで見てきた実例が教えているように、現実はそうなっていない。現実のネットワークでは、リンクがランダムに張られたりはしないのだ。リンクを呼び込むのは人気である。リンクの多いウェブページほど新たにリンクを獲得する可能性が高く、コネの多い俳優ほど新しい役の候補に挙がりやすく、頻繁に引用される論文はまた引用される可能性が高く、コネクターは新しい友だちを作りやすい。ネットワークの進化は、優先的選択という、デリケートだが情け容赦のない法則に支配されている。われわれはこの法則に操られるようにして、すでに多くのリンクを獲得しているノードに高い確率でリンクするのである。(『新ネットワーク思考 世界のしくみを読み解く』アルバート=ラズロ・バラバシ:青木薫訳)

ネットワーク科学
 大体、「ギネス認定」自体がインチキだってことを誰も知らないんだろうか?
 ギネスブックなんて、単なる私企業(ビール会社)が出してるパンフだぜ。
 だから、そこで言っている「世界一」というのだっておよそ恣意的なものなわけだ。
 いや、恣意的どころか、「認定料」を取るんですよ、このギネス協会って詐欺まがいの組織は。
(『イン・ヒズ・オウン・サイト ネット巌窟王の電脳日記ワールド小田嶋隆
 科学はそれほど単純ではありません。さまざまな条件や量の大小などによって良くも悪くもなります。白か黒かではなく、グレーゾーンが大部分なのです。
 マスメディアは、このグレーゾーンをうまく伝えることができません。多種多様な情報の中から自分たちにとって都合の良いもの、白か黒か簡単に決めつけられるようなものだけを選び出し、報道します。メディアによる情報の取捨選択のこうしたゆがみは、米国では「メディア・バイアス」と呼ばれています。
(『メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学松永和紀