この体験から、深い心の平和というものは、いつでも、誰でもつかむことができるという知恵をわたしは授かりました。涅槃(ニルヴァーナ)の体験は右脳の意識の中に存在し、どんな瞬間でも、脳のその部分の回路に「つなぐ」ことができるはずなのです。(『奇跡の脳 脳科学者の脳が壊れたとき』ジル・ボルト・テイラー: 竹内薫訳)

科学と宗教脳科学
 つまり、借金自体は、その調達コストを上回る収益を上げられる限りにおいては、何の問題もないばかりか、事業経営、投資活動においては必要な、「借金それ自体は、善でも悪でもなくニュートラルな存在」なわけです。(『改訂版 不動産投資の破壊的成功法金森重樹
 ……平左、俺もお前も、天国(パライソ)からは追放された。セミナリオで、あのマッカーロの修道士(イルマン)を半殺しにした時から。俺たちは天国には行けない。この現世地獄で生きるしかない。(『黄金旅風飯嶋和一

キリスト教
 いつのまにか孟嘗君(もうしょうくん)の目が濡れている。その目をみた楽毅(がっき)は、自分を囲んでいたものが音をたてて崩れはじめたように感じられ、
 ――ああ、このかたは、人の深奥がわかるのだ。
 とおもいあたるや、どっと涙があふれた。
(『楽毅宮城谷昌光
 ――頭の高い者は、足もとがみえない。(『楽毅宮城谷昌光
 楽毅(がっき)は3年間の留学でおのれが見えるようになった。ということは、相手をもみえるようになったのである。(『楽毅宮城谷昌光
 兵法とは戦いの原則にすぎない。が、実戦はその原則の下にあるわけではなく、上において展開される。つまり、かつてあった戦いはこれからの戦いと同一のものはなく、兵を率いる者は、戦場において勝利を創造しなければならない。(『楽毅宮城谷昌光
 デジタルコンピューターは機械であり、あらゆる物質的対象と同じく、熱力学の冷酷な法則がもたらす結果に縛られている。時間が尽きると、活力も尽きてしまう。(中略)だが、アルゴリズムは違う。アルゴリズムは刺すような欲望と、その結果生じる満足の泡とを仲介する。抽象的な調整手段であり、さまざまな目的を達成するための手続きを提供する。アルゴリズムは、サインとシンボルから構成され、思考と同じく時間を超えた世界に属する。(『史上最大の発明アルゴリズム 現代社会を造りあげた根本原理デイヴィッド・バーリンスキ:林大訳)
「接見禁止の最大の効果は情報の遮断です。新聞は読めないし、ラジオのニュースも聞けない。会話もない。妻にも家族にも会えません。選任弁護人以外、誰にも会うことが出来ないのです。弁護人との面接だって、透明なプラスチック越しです。外国映画のように、被疑者のわきに弁護士がいる風景など、日本ではありえない。本人を孤独、不安、萎縮、絶望の淵に追い込んで、心をコントロールしたいのでしょう。情報が断たれることは恐怖です。逮捕されたら、誰の手助けも借りられません。相談したくても、相談する相手も見つかりません。弁護人の選定手続きなど、おそろしく困難です。こんな国で冤罪の大発生が起きるのは、当たり前です」(『つくりごと 高齢者福祉の星岩川徹逮捕の虚構大熊一夫

検察警察
「我々においては、すべてが精神的なものに集中する」――これは当時の時代情勢におけるひとつの事実を歴史学的に確認した言葉ではけっしてなく、〈存在〉そのもののうちに隠されたある生起の、つまり来たるべきもののうちにまで届くはるかな射程をもつ生起の、思索と詩作による命名である。この生起を予感することができるのはごく僅かの者たちのみ、あるいはおそらく、それを言い、思索する者のみであろう。(『貧しさマルティン・ハイデガー、フィリップ・ラクー=ラバルト:西山達也訳・解題)
 脳という中枢の存在は、末梢である四肢の活動の経験の集積であって、末梢である身体なしに存在しえない。大雑把な言い方になるが、始めに「末梢での経験」があって、その経験を以後の状況で能率よく生かすために形成されてきた器官が脳なのだ。(『動きが心をつくる 身体心理学への招待春木豊
 狐の中に「甘いものを食べない生き方こそが【よい】生き方だ」といった、自己を正当化するための転倒した価値意識が生まれたとき、狐ははじめて、ニーチェが問題にする意味でルサンチマンに陥ったといえます。(『道徳は復讐である ニーチェのルサンチマンの哲学』永井均)
 エティ・ヒレスムはユダヤ人だ。しかし彼女が育った過程では、それは何の意味も持たなかった。彼女はユダヤ人として強制収容所に搬送され、虐殺された。しかし彼女はユダヤ人としてのアイデンティティを受け入れなかった。だが、彼女はキリスト教にも改宗しなかった。エティ・ヒレスムは自己自身の神のラディカルな形式を経験し、実行した。そこにはシナゴーグもなければ、教会も、教団もなかった。エティ・ヒレスムは非ユダヤ人として生き、ユダヤ人として死んだのだろうか。(『〈私〉だけの神 平和と暴力のはざまにある宗教ウルリッヒ・ベック:鈴木直訳)

宗教暴力
 信仰熱心な者となることを自らに課す人は、宗教指導者や組織の言いなりになってしまいがちである。それは決してその人に与えられた〈いのち〉を生きているとはいえず、むしろそれを失っているのである。自らの〈いのち〉を喪失し、他者の〈いのち〉を奪うことに無頓着になってしまうのは、ある意味当然のことである。(『宗教の倒錯 ユダヤ教・イエス・キリスト教』上村静)

キリスト教
 あなたの首と肩が、頭を支えています。胸の骨と筋肉が呼吸を支えています。椅子があなたの身体を支えています。床が椅子を支えています。地球が、あなたの住んでいる建物を支えています。いろいろな恒星や惑星が、地球の軌道を支えています。窓の外では、男性が犬を連れて道を歩いています。
 この男性があなたを何らかのかたちで支えていないと断言できますか? 彼はあなたの家に電気を供給している会社で、書類整理の仕事をしているかもしれませんよ。
(『探すのをやめたとき愛は見つかる 人生を美しく変える四つの質問バイロン・ケイティ:水島広子訳)
 回顧すれば、私の生涯はきわめて簡単なものであった。その前半は黒板を前にして坐した、その後半は黒板を後ろにして立った。黒板に向って一回転をなしたといえば、それで私の伝記は尽きるのである。(西田幾多郎)『西田幾多郎の思想』小坂国継
「ルールにしたがってプレーしなければ、何かを失う」ロイスは指で数えはじめた。「家、車、女――私が捨ててはまた拾ってきたものだ。生き延びるためには、流動性がないとな」(『流刑の街チャック・ホーガン:加賀山卓朗訳)
 ポジションサイジングがトレーディングパフォーマンスにとっていかに重要であるかを理解しているトレーダーや投資家はおそらく全体の10%にも満たないだろう。そして、目標はポジションサイジングによってしか達成できないことを理解している人はさらに少ないだろう。(『タープ博士のトレード学校 ポジションサイジング入門 スーパートレーダーになるための自己改造計画バン・K・タープ:長岡慎太郎監修、山下恵美子訳)