「でたらめ言うな! 国家なんて、君が言う国家なんて、もとをただせば、おれたちみたいな、いくじなし野郎の寄合いさ。目やにをため、虱(しらみ)をわかし、ぶるぶる震えてた連中さ」(『夜の果てへの旅』セリーヌ)