その内気で引込み思案の外見の中に、偉大なる聡明さと驚異的な大胆さをもった精神があった。その場かぎりの観察ではいかに病弱で無頓着に見えようとも、リーマンの数学には、ナポレオンの進軍にあるような、大胆な前進とエネルギーがあった。(『素数に憑かれた人たち リーマン予想への挑戦ジョン・ダービーシャー松浦俊輔訳)
 いったん正義という名の原則を立てると、その原則に反するもの、すなわち「不正義」を排除する。(中略)そして「排除の構造」のもとに「人殺し」が正当化され、殺人は正義と化すのである。(『「正義」を叫ぶ者こそ疑え宮崎学
 アメリカ政府が日本の国民の利益を強調するとき、それは目的を実現するための戦略に基づく方便に過ぎないことに、わたしたちはもっと注意深くなるべきだ。アメリカ政府の目的は一貫してアメリカ自身の国益の追求、すなわちアメリカの選挙民やスポンサー企業にとってのビジネス・チャンスの拡大にある。(『拒否できない日本 アメリカの日本改造が進んでいる関岡英之
 ポルトガルのテンプル騎士団は、1319年の3月に改称を認められて、【キリスト騎士団】となった。後の大航海時代に船団や艦隊を組織する原動力となったのは、このキリスト騎士団にほかならない。エンリケ航海王子もヴァスコ・ダ・ガマも、さらにはコロンブスの義父も、みなキリスト騎士団の構成員であった。(『面白いほどよくわかる世界の秘密結社 秘密のベールに隠された謎の組織の全貌有澤玲

キリスト教
 バーナードはそういう警官もどきのガードマンが大嫌いだった。彼らは裕福な連中の被害妄想が生み出す恐怖を餌にしている。(『血のケープタウン』ロジャー・スミス:長野きよみ訳)
 全身が調和する感覚が育っていないと、どうなるか。動物でも、飼育されたアザラシは深いプールで溺(おぼ)れるという。(『古武術で毎日がラクラク! 疲れない、ケガしない「体の使い方」甲野善紀指導、荻野アンナ文)
「その場合は拳で殴り合うでしょう。事態がそこまで進めばの話ですが。鋼鉄のスパイクのついたグローブをはめて、男たちの大群が国境地帯に集まるでしょう。そのグローブをとりあげれば、爪や足を使うでしょう。脚を切り落せば、唾を吐きかけ合うでしょう。舌を切り、口にコルクを詰めたとしても、男どもは大気を憎しみで満たすでしょう。その大気の毒にあてられて、蚊も地面に落ち、鳥も電線からばったり落ちるほどにね」(『とうに夜半を過ぎてレイ・ブラッドベリ:小笠原豊樹訳)

戦争
 そして敗北だけが敗北を終結させるというこの背理が、ついにみずからをつらぬきえずに終るとき、敗北はその位置で石化する。屈辱はそのときからはじまる。背理はかならずつらぬかれねばならない。(『望郷と海石原吉郎岡真理解説)

詩歌シベリア抑留強制収容所
 ともかく、どうやら、悲痛な異端の時代はすでに過ぎ去ったらしい。本物の異端は、たぶん、道化の衣裳でやってくる。(『内なる辺境安部公房
 やっと、これ以上愚かにならずにすむ。――ポール・エルデシュが自分のために残した墓碑銘
(『放浪の天才数学者エルデシュポール・ホフマン:平石律子訳)

数学
『旧約聖書』の神は、おそらくまちがいなく、あらゆるフィクションのなかでもっとも不愉快な登場人物である。嫉妬深くて、そのことを自慢にしている。けちくさく、不当で、容赦のない支配魔。執念深く、血に飢え、民族浄化をおこなった人間。女嫌い、ホモ嫌い、人種差別主義者、幼児殺し、大虐殺(ジェノサイド)者、実子殺し、悪疫を引き起こし、誇大妄想で、サドマゾ趣味で、気まぐれな悪さをするいじめっ子だ。(『神は妄想である 宗教との決別リチャード・ドーキンス:垂水雄二訳)

キリスト教科学と宗教
「でたらめ言うな! 国家なんて、君が言う国家なんて、もとをただせば、おれたちみたいな、いくじなし野郎の寄合いさ。目やにをため、虱(しらみ)をわかし、ぶるぶる震えてた連中さ」(『夜の果てへの旅』セリーヌ)
 数学者の世界における最上位の知的エリートは、新しい地平を切り開き、かつて誰も問うたことのない問いを発する人たちだ。(『完全なる証明 100万ドルを拒否した天才数学者マーシャ・ガッセン:青木薫訳)
 昔からの教えに「煉精化気(れんせいかき)、煉気化神(れんきかしん)、煉神還虚(れんしんかんきょ)」という言葉があります。精を練って気に変え、気を練って神に変え、神を練って虚に帰るという教えです。虚というのは虚しいという意味ではなく、自分よりもっと大きな存在の知恵という意味です。(『気功革命 癒す力を呼び覚ます盛鶴延
・ドルと商品は逆相関の関係にある。
・ドル安は商品にプラス、ドル高はマイナスとなる。
・商品と債券は逆相関の関係にある。
・したがって、商品と債券利回り(金利)は順相関の関係となる。
・商品の上昇は高金利・債券安をもたらす。
・商品の下降は低金利・債券高をもたらす。
・一般に債券と株式は順相関の関係にある。
・通常では債券高は株式にプラス、債券安はマイナスとなる。
・一般に低金利は株式にプラス、高金利はマイナスとなる。
・通常では債券は株式に先立って反転する。
・ドル高は米株式と債券にプラス、ドル安はマイナスとなる。
・ドル安は米株式と債券にマイナスとなり、ドル安局面では商品が上昇する。
・デフレ期(歴史的に見てこうした時期はあまりないが)には債券が上昇し、株式が下落する。
(『市場間分析入門 原油や金が上がれば、株やドルや債券は下がる!ジョン・J・マーフィー:長尾慎太郎監修、関本博英訳)
 表現のなかで、人間がいちばん惹(ひ)かれるのは、その文体、スタイルである。人間を好きになる場合でも、その人のスタイルを好きになるのだ。どう生きているか、といった対他的、対社会的スタイルに共鳴するかしないか、である。(『書く 言葉・文字・書石川九楊
 3月11日を体験し、日本の危機を目の当たりにした私たち。東北の人々の苦しさと辛さを共有しようと努力している私たちは、これまでのような日本はもういらないのです。3月11日をなかったかのように考え、3月10日までの日本を“復興”しようとしている利権の亡者どもを私たちは駆逐しなければいけないのです。(『利権の亡者を黙らせろ 日本連邦誕生論 ポスト3.11世代の新指針苫米地英人
 2進法が電子計算機に使われるのは、電流が「流れる」「流れぬ」という二つの場合をもとにしているからである。(『数学入門遠山啓

数学
 この例のように、「使用した材料は劣化する」という原則を無視してリサイクルすることを「リサイクルの劣化矛盾」といいます。(『リサイクル幻想武田邦彦
 この実験からわかるのは、あなたの隠れた脳は、単独で働いているわけではなく、他人の隠れた脳とネットワークを築いているということだ。私は無意識のうちに、あなたが無意識に送ってくるヒントを把握して、それに無意識に反応する。(『隠れた脳 好み、道徳、市場、集団を操る無意識の科学シャンカール・ヴェダンタム:渡会圭子訳)

脳科学認知科学
 十字軍までの戦争って、王とか皇帝が領土獲得か、勢力拡大のためにやったよね。ところが「十字軍」はキリスト教世界のトップ、ローマ法王が神の名において始めた「正義と悪、聖と汚れ」の戦いなんだ。(『まんが パレスチナ問題山井教雄

パレスチナキリスト教
 新生党を立ち上げ、細川政権を樹立した時は「剛腕」と称賛された。だが、「普通の国」と言い出したとたんに「独裁者」となった。小選挙区制や国民福祉税を掲げると「強権」と言われ、保保連合が取りざたされると「悪魔」と呼ばれた。新進党を解党した時、「壊し屋」が定着。そして、近年、「政治とカネ」が小沢の代名詞になった。(『悪党 小沢一郎に仕えて石川知裕
 体は鍛えることでだんだん強くなります。筋力トレーニングをすれば筋肉や骨格が強くなるように、呼吸法をすればそれに関わる筋肉、内蔵、自律神経、脳の機能が高まり強くなります。(『だれでも「達人」になれる! ゆる体操の極意高岡英夫
 このキリスト教マルクス主義が両刃の剣となって、日本人の心の空白を生み出し、日本人のアニミズムの心を破壊した。(『一神教の闇 アニミズムの復権安田喜憲
「それは激化ということだ。“二つの極”はますます進む。1989年以後、人間はごく少数の新しいタイプの支配者たちと、ひじょうに多数の、新しいタイプの被支配者とに、ますます分かれていく。
 一方は、すべてを操り、従える者。他方は、知らず識(し)らずのうちに、すべてを操られ、従わされる者たち。しかも進むのはそれだけじゃない」
(『1999年以後 ヒトラーだけに見えた恐怖の未来図五島勉

ヒトラー
 平常時の里の音のなり立ちを情報構造の面からみると、木々の葉ずれやざわめき、そして持続的な虫の音などが、具象性と時間的連続性の高い音のベースラインを形成する。その一方で、鳴きかわす鳥の声や断続性の虫の音などが象徴性の音像をかたちづくるほか、人間たちの言葉や音楽などが連節性の音をつくり出し、これらの勢力が時とともに遷移しながら、里の音固有の世界を形成している。(『音と文明 音の環境学ことはじめ大橋力
 特に行政用語には、用心深くも、皮肉たっぷりな婉曲法が用いられていた。たとえば「虐殺」と言わずに「最終的解決」と言っていた。「流刑」ではなく「移動」であり、「ガスによる殺戮」ではなく「特殊処置」といった具合だった。(『アウシュヴィッツは終わらない あるイタリア人生存者の考察プリーモ・レーヴィ:竹山博英訳)

ナチス強制収容所
 君子は、つねに自己革新をはかって成長を遂げていく。小人は、表面だけは改めるが、本質にはなんの変化もない。

 君子は豹変し、小人(しょうじん)は面(おもて)を革(あらた)む――『易経』革卦(かくか)

(『中国古典 リーダーの心得帖 名著から選んだ100の至言守屋洋
佐藤優井筒俊彦は天才ですよ。

関岡●慶應の東洋史学科にはアラビア史専攻の前嶋信次もいましたが、井筒俊彦も前嶋信次も慶應が生んだのではなく、東亜経済調査会の「大川(周明)塾」に育てられたんですよ。

(『アメリカの日本改造計画 マスコミが書けない「日米論」関岡英之、イーストプレス特別取材班編)
水野●そこが重要なところで、先進国は交易条件が悪化したことで、実物経済では稼げなくなってしまった。そこで金融に儲け口をみいだしていくようになったわけです。(『超マクロ展望 世界経済の真実水野和夫萱野稔人
 どんな社会にも盲点がある。直視することが非常にむずかしい側面、と言い換えてもよい。今日の盲点は殺人であり、1世紀前には性だった。(『戦争における「人殺し」の心理学デーヴ・グロスマン:安原和見訳)

戦争
 言語が考えを伝えるシステムであるのと同じく、宗教行動は共通の価値と感情を伝えるシステムである。(『宗教を生みだす本能 進化論からみたヒトと信仰ニコラス・ウェイド:依田卓巳訳)

科学と宗教