1861年に臨床神経科医のブローカは、失語症患者の左前頭葉に運動性言語野を発見して大脳皮質の機能局在論の扉を開いた。彼がパリの人類学会で発した「人は左半球で語る」という言葉は、機能局在説の金字塔である。(『脳のなかの身体宮本省三